昨日
某インディーズ映画作品が
海外の映画祭にノミネートされ
その監督に花を添えるために
一部の人間だけによる身内上映会だった
まだ発表されていないものだから
タイトルはもちろん
監督や出演者の名前も出せないが
凄まじい!の一言に尽きる
監督の過去作は観たことがあったのだが
昨日のそれは異次元だった
海外に渡り
帰国したのちメジャー作品になるのだろう
監督は、所有する車までもを売却して
制作費をかき集めたというのだが
しかし、制作費うんぬんでなんて
語ることのできない執念めいた怪作
シナリオがどうとかそんなもの関係ない
開始20分あたりからラストまで
登場人物の『演力』に号泣しっぱなし
声漏れを防ぐのに
鼻と口を両手で塞ぐのが大変だった
それなのに作風はコメディックというのだ
あれやこれや語りたいのに
何も言えないのがもどかしい
兎にも角にも
キャラクターの目的や目標に向かう
うしろ姿をみて
己自身が恥ずかしくなる
“あそこに行くまでは何が起こっても我慢しよう”と
日々
他人の汚いダイオキシンを目一杯
こころで吸い込んでいた
ぼく自身は木っ端微塵さね
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