ポケットの中のスマホが震えた
見てみると
「あっちゃん亡くなっちゃった」
の一言...
頭の中が真っ白くなった
先日、日本が世界に誇るバンド
BUCK-TICKのボーカリスト櫻井敦司さんが
コンサート中に倒れ
病院に搬送されたというニュースを見たところだ
大丈夫かな...と心配していたのだけれど
運ばれてまもなくして
逝ってしまったということだ
やばいと思ったら
しゃがみ込んでしまっていた
仕事しなきゃと
仕事に打ち込むものの
ふとした時に瞼の裏に現れる
照れた笑みを浮かべるダークヒーロー
涙がとまらない
沢山の人から影響を受けたけれど
僕の中でのほんとのスーパーヒーローは
あっちゃんだけだったのだと思い知る
何もかも彼と同じでいたかった
猿真似と言われても同じようにした
それくらい好きだった人が
いなくなった
初めて出逢ったのはいつだったろう
そう、小学校6年の時に
初めて手にしたカセットテープ
いまでも僕の中で回り続けるカセットテープ
学生時代に群馬県で結成したBUCK-TICK
一度もメンバーの脱退やメンバーチェンジもなく
57歳まで歌い続けたバンド
そんな彼の横でギターを弾いてきた
今井寿さんのコメントでまた涙が出る
編集の仕事をしなきゃならないのだけれど
現実を受け止められなくて
たった今もあっちゃんは瞼の裏にいる

そんな時に
僕が悲しんでいると思ったのだろう
ライポケパーソナリティJACKからも連絡がきた
中学2年から僕の横にいる彼だ
僕が先に天に召された時は
同じような境遇なのだろうか
逆もまた然りだろう
来世があるとするならば
必ずまた出逢えるように
素敵な人間になろう

ぼくはなぜ
風のように雲のように
あの空へと浮かぶ羽がない
なぜ
この愛もこの傷も懐かしい
今は愛しくて痛みだす
ああ
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