ハリーの災難

どうもライチポケットレディオの
下半身タイガース有償
カニ将軍♋︎アキラDeath!!

昨夜

うちの店で酔い潰れた酔っ払いが
自力で動けない・タクシーに乗れない
(嘔吐しまくりで乗せてもらえない)
という理由で救急車を呼ぶ事になった

厳密には一緒に来ていた同居人が呼んだ

来店時は普通に話していた女性
うちの店では一杯も酒を飲まずして
気づいた時にはカウンターに突っ伏して寝ていた

話しかけるとなんとか反応している状況なので
無理にタクシーに乗せれば帰れる感じなのかと思った

タクシー乗る?ブンブン
救急車呼ぶ?うんうん
タクシー呼ぶよ?ブンブン
救急車呼ぶ?うんうん
本当に呼ぶよ?うんうん
生命の危機?うんうん
本当に呼ぶよ?うんうん

じゃあ────

という流れだった

″僕の中に
えも言われぬ罪悪感が駆け巡った″

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ややあって
救急車のサイレンが鳴り響いた
音はどんどん迫ってくる

近くね??

そうか、そりゃそうだ
自分らが救急車を呼んだのだから

だがしかし
駄菓子菓子

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どうもサイレンを聞くと
[他人事]と脳が捉えてしまう

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(この装丁超お気に入り)

それだもの霊柩車ドライバーは
運転中ずっと親指隠しっぱなしですよ
己自身がそれなのだから

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ハンドル操作に支障がでますから

いわば霊柩車ドライバーは
ウイスキーボンボンの核心部ですから

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一歩間違えなくても
ダークサイドへまっしぐらさ

ウイスキーボンボンといえば

僕が幼き頃
家にはいつもおやつがなかった

親がパチンコの景品で交換してきたと思しき
ウイスキーボンボンをやむなく口に放った記憶
いまだに舌がマグマに侵略された時のことを覚えている

子供だからか
ウイスキーの核心部に触れると
本当に死ぬのだと盲信していた

それに触れないよう舌上で転がす

行ったり来たりすれ違う
あなたと私の恋
それは寄せては返す波のよう

でも

終わりは突然
そして静かに訪れる

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それはノルマンディー上陸作戦をも想起させた

溶けたチョコレートの隙間から氾濫したマグマが
過積載のパラシュートみたいに
舌上に着地したのだ


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セルロイド落下傘
セルライトおっかさん


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神のイタズラか
はたまた
ここはハワイかマボロシか

たまたま通りかかった風船おじさんとセルライトおっかさんは
出会い頭で偶然にもマッチングしてしまい
そこに飼育係の添野さんも鉢合わせてしまう

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将棋の二歩と同じ周波数で
生きてきた記憶ごと万華鏡の外へと排出してしまった
あの忌まわしき少年時代を思い出すでしょうが!

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そうでしょうが!
左手に味噌つけて
赤ちゃん歩くでしょうが!


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キャデラックに金閣寺を乗せちゃえ

という奇想そのものが
危険な思想なのだろうが

直接的な手は下さず
自ずとそうせざるを得なくさせたやり口が

ABCD包囲網のそれと一緒でしょうが!

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ねじくれた落下傘が救急車の真上に着地したと同時に
救急隊員ABCD4人が怪訝そうな顔で救急車から降りてきた

え?生きるか死ぬかって患者じゃないの?
(同居人もいるならタクシーで帰れんじゃん...)

という

歴史遺産が多い京都なら攻撃されないと
たかを括っていたのだろうが
実際には歴史遺産だらけのキーウ(キエフ)
を情け容赦なく砲撃するような奴が
プーチンだということを知ってか知らずか

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仰々しくも謎めいた拘束アイテムで
運ばれていく泥酔の女性

来店時に瞬きもせずに叩いた大口が
まるまる本人に返ってきたというところか

『二階から目薬』は薬事法に抵触し
苦肉の策で採用した
『棚からぼたもち』を駆使し


イナゴ身重く横たわる


災難だった


『ハリーの災難』の次に


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″お前は時代と寝たいという
次代にはぶかれて闇の中へ

リレイション求めて箱の中
救急車といふパンドラの箱のその中へ″


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女性もパンドラの箱を開けてしまったのだろう

誰でも知っている話だろうが
少女の夢の国は
昔からこうして誰にも知られることはなかった

早く行くなら一人で
遠くへ行くなら一緒に

ぼくは親指を隠しながら
今もまだ舌上で方舟を転がしている



!夢( ͡° ͜ʖ ͡°)で!



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