海から海まで

忘れていた
パレードにうつつを抜かして忘れていた

例の保険屋の彼から連絡があって
すぐに飛び起きた

IMG_3934.jpeg

狂った太陽
冷房の効いた地下鉄
グッピーみたいな人だかり
小型の扇風機を持つ若者たち

乗り換えると

彼はそこにいた

IMG_3962.jpeg

遅めの朝食
派手目の普段着
地味目のエリンギ

過去に温泉に行った時も
示し合わせたように
同じパンツだった

なんとその日も
打ち合わせしていたように
2人はピンク色の服だった

お笑いコンビさながらの2人

ローカル線にのり
のんびりと各駅停車

前の席の子供が
いちいち駅名を声に出して案内する
空の青さコカインの白さ

着いた

憧れた昼の海

IMG_3973.jpeg
IMG_3971.jpeg
IMG_3972.jpeg
IMG_3964.jpeg
IMG_3979.jpeg
IMG_3978.jpeg

夜は仕事だ
わずかばかりの運の悪さを恨んだ

スーパードライの辛さを噛み締め
2人はまた列車に飛び乗る

再会の約束をして別れた

IMG_3986.jpeg

すぐに夜は訪れる

夜の海は黒くて冷たくて
ひとりきりじゃ怖くて
片寄せ合える距離に誰か恋しくて

IMG_3924.jpeg

ルイスが精一杯書いた漢字

IMG_3982.jpeg
20230510_153816-ab3b5.gif

その後あらゆる人に巻き込まれ

帰宅したのは午前3時

IMG_3874.gif

今日も生きる

正装に着替えて



派手目のエリンギ


この記事へのコメント