冬のおわりに降る雨を催花雨という。
花よ早く咲けと天が促す雨なのだそうだ。
この時期になると
卒業を迎える若者たちを目にする。
学生服を着ていなくても
同郷の友と肩を叩き合う眼差しで
それとわかるのが不思議だ。
自分のあの日を思い返すと
むず痒いというか
青臭さに苦笑してしまう。
あの日の僕に会うことが出来たら
なんて声をかけるだろう...
一年後に訪れる
あの一日だけを粗末にするなと
きつく忠告するだろう...
大人になるなんて
ずっとずっと先の事と思っていたが
そうでもなかった。
だがしかし
駄菓子菓子
この年齢になったとて
まだまだ始まったばかりだ。
『忘れ物』と『物忘れ』にさほど違いはないが
『もらいもの』と『ものもらい』は天地の差異がある。
おデブでもいい逞しく育って欲しい
そう正氣を失うほどに
やる氣は道になる
この記事へのコメント