「なぁ、麺変えた??」

「なあ、麺変えた??」

「変えてないです。」

「そうかぁ?前もっと美味かったぞ。まぁ飽きたって説もあるかもしれないけど...麺変えたよね??」

「茹で..具合.....ですか?」

「いや、なんて言うか、麺のモチモチ感っていうかよ...麺変えたよね??」

「もっと...茹でた方が...良いですかね?」

「もっと茹でたらって、それは麺が『ただ伸びただけ』っていう事だからまた話が違ってくるよ?麺変えたよね??」

「いやぁ...」

「前は麺、丸かったよな?今日のは四角いよ。だからスープが麺に絡まないのさ。わかる?でさ、麺の色違わない?いつもより白っぽいでしょ...麺変えたよね??」

「あの...あのぉ.....業者がお盆休みに入ると仕入れが出来ないんで、休みに入る前に普段は発注しない大量の麺を仕入れたんですよ...そうしたらあの...なんか...へんな......」


麺変えてんじゃねーか!!


二日酔いの具合悪さと空腹感から知らない店に勢いで入ってしまった僕。
常連ぶった「自称・食通」おじさんと若い店主との不毛なやりとりを横目に、よりにもよって禁じていたRahmenを...
以前はペロッと完食していた「それら」が、こんなにも減っていかない。後悔先に立たず。

image.jpeg

僕はうなだれながら

四角いモチモチした濃厚なスープによく絡む「問題の麺」を嫌々噛み締め力技で完食させた。

もう2度来る事はないかもしれないそのお店に精一杯の御馳走様を投げかけ、店を後にした。





得意気に語っていた食通おじさん





「四角い頭で絡みにくいのはアンタだよ」って教えてあげなかったことに僕は二度目の後悔をした。







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Rahmenが悪かったんじゃないんだ
食べるコンディションじゃなかった
この甲殻類が悪いんです


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