季節の中で

やっとなにもない一日時計を気にせず泥のように眠った 他人に謙虚に自分に傲慢に 堕ちる寸前まで自己と他人とを比べたつもりがすぐさまリミッターをぶっちぎり自己嫌悪の溶鉱炉をのたうちまわる 見上げるものが常に大きすぎる 日々、積み上げてきた0.1を素直に栄誉という栄養源にして一喜一憂できたら良いのだが 翌日、細い針状のやつで己の背中にある小さな穴を長押しするとすべてがリセットされて再び自…

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